わたしの歩き方~お散歩日記

あっちへ行ったりこっちへ行ったり~好きな場所で好きなように生活したい...自由気ままな40代の日々の出来事。平日は普通に仕事をして休みの日は海へ行ったり散歩したり飲んだり~そんな日常を(今は)沖縄より発信中。

【アユタヤを歩く①】アユタヤ王朝時代:1,000人ほどの日本人が暮らしていたとされる跡地『日本人村』を訪ねる

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さわでぃちゃお🐘ソムタム娘です。

 

またまた行ってきちゃいましたアユタヤ。2週連続(笑)

 

見どころが沢山あるアユタヤ。街歩きも楽しくてまだまだ魅力は無限にある。

なんと言ってもやっぱり街の雰囲気がいい。

遺跡はもちろんだけど、そういう場所とは違ったあまり観光客が歩かないところ(?)、素朴な田舎の雰囲気が魅力だなぁと今回も訪れてみて改めて思った。

 

因みに今回は・・・アユタヤに行っておきながら一切遺跡観光なし!(笑)な内容デス。

 

 

 

 

 

バンコクから電車を使ってアユタヤへ

 

 

今回もフアランポーン駅から電車を使って向かうアユタヤの旅。

 

朝7時にプロンポンの家を出て、プロンポン駅からBTSでアソーク駅へ。MRTに乗り換えフアランポーン駅まで。

1時間弱でフアランポーン駅には8時前に到着。

 

乗る予定の電車は前回と同じ8時20分発のExpress。

 

昨日は運行時間を念のため確認しようと、ネットで国鉄のホームページへアクセスしたけど繋がらず、駅に到着してからもいつもの電光掲示板の表示も消えた状態だった。

ダイヤが変更するタイミングなのかもしれない。

チケット売り場の人に事情を聞いてみたけど分からないとのこと。

 

 

ダイヤ変更のタイミングなのかもしれない。

チケット売り場の人に事情を聞いてみたけど分からないとのこと。

 

 

アユタヤへの電車を使った行き方については前回の記事で詳しく書いています。

www.watashinoarukikata-diary.com

 

出発までの時間、しばしフアランポーン駅の・・・

旅の始まりの前の独特の雰囲気を楽しむ。

 

大きなバックパックを背負った外国人。

段ボールやプラスチックバッグに沢山荷物を詰めた袋をいくつも抱える地元の人。

 

 

ここには本当に色んな人たちが集まる。

 

フアランポーン駅から出る電車はどれもタイ国内南北に数時間かけて向かって行く。

 

我々が乗る電車もラオスの首都ヴィエンチャンにほど近い「ノンカーイหนองคาย」というタイの東北部の県まで走って行く。

バンコクからは600キロも離れている。

 

 

 

今回も前回同様3等席。

この席で終点まで行くのはかなり身体には過酷だろうなぁ。。

 

※因みにアユタヤからの帰りも前回と同じ電車(Expressの3等席)で帰ってきたんだけど、席は満席で「立ち」のみでしか買えなかった。週末や祝日は混むことも予想されるので、切符は到着したらすぐに帰りの分も買っておいた方がいいかもしれない。

 

 

出発する時点では席は半分も埋まっていなかったけど、途中からはほぼ満席。

昨日は連休の中日の金曜日。

 

 

数十分走って「バンス―駅」に到着。少し前に完成した今後バンコクの中心となる(?)駅。大きい!

 

 

ドンムアン空港を超えたあたりからはずーっとこんな景色がつづいていく。

 

のどかだなぁ。

 

 

 

定刻より少し遅れてアユタヤ駅に到着。10時前。

駅前には呼び込みの人たちがいっぱい。

 

ここでトゥクトゥクをチャーターして遺跡群をぐるりと巡るのもあり。

 

 

ただ今回我々の目的は「日本人村」

 

レンタサイクルを借りようかとも思ったけど、歩いても40分ちょっとで行けるようなので徒歩で向かうことにした。

 

 

 

アユタヤ:アユタヤ王朝時代~日本人町の跡地「日本人村」へ

 

 

「日本人村」があるのは前回訪れた旧市街(島)ではなくその外側。

旧市街の南の方に位置しチャオプラヤー川沿いに面している場所にある。

 

 

 

場所

 

 

 

 

とりあえず徒歩で向かってみる

 

 

アユタヤへ来るときに乗ってきた電車が走っていた線路沿いに歩いて行く。

 

この辺りは景色的にはあまり面白みはない。

・・・ただただ暑い。(このときはまだましマシw)

 

途中交差点があり、右折。

少し線路からは離れチャオプラヤー川の方へ向かって歩いて行く。

 

 

途中こんなカラフルなものを発見。なんだろ??

 

隣には動物?魚?のエサらしき食パンも並んでるから・・・エサ?

カラフルなカールのおじさんみたいなスナックが袋いっぱいに詰まっている。

 

 

そんな向かう途中・・・ちょっと恐れていたことが。

 

 

 

途中からはバイタクで・・・

 

 

そう。野良犬。

進むにつれて野良犬がちらほら出現し始めた。。。これは嫌かも。。汗

 

移動式の屋台や、近くに地元のタイ人が居る所はまだよかったんだけど。。無人の所にいらっしゃる犬。

 

怖い・・・

吠えられた!!!

 

 

👇怖いおもいをしたとき(笑)

www.watashinoarukikata-diary.com

 

友人もそれを察してくれたのか途中でバイタクに声をかけて乗せてもらうことにした。

1人目は2人で60バーツ。高いなぁ・・・値段交渉するも決裂。

 

2人目は1人20バーツ・・・じゃあ2人で30バーツ!

交渉成立。

 

 

 

「日本人村」現地では「ヤマダ」で通じるの??

 

1人目のバイタクの運転手に行き先を「日本人村」、タイ語で「ムーバーンイープン」と伝えたところ「ヤマダ?」と聞き返された?

なぜヤマダ?と思ったんだけど日本人の苗字であろうことは想像できる。

 

後から分かったんだけど、どうやらこの辺りのタイ人の間ではここは「山田長政」の「ヤマダ」で通っているよう。

 

バイタクのお陰で目の前に居た犬に怯えることなくあっという間に到着。

 

 

 

アユタヤ王朝時代の日本人町跡地「日本人村」(ムーバーンイープンหมู่บ้านญี่ปุ่น)

 

 

 

 

 

「日本人村」

タイ語で「ムーバーンหมู่บ้าน」が村、「イープンญี่ปุ่น」が日本だ。

入り口にも大きく「日本人村」という表示が出ていてとても分かりやすい。

 

周りを見渡すと駅前に居るようなトゥクトゥクなど公共の乗り物は一切見当たらない。

どうやらほとんどに人が自家用車かチャーター?といった方法で来ている感じ。

確かに誰もこんな猛暑の中歩こうなって思わないよ(笑)

 

帰りはちょっと不便かも・・・

 

 

入り口すぐ左手にはチケット売り場があるのでここでまずはチケットを買う。

 

 

入場料は大人50バーツ

 

 

大人が50バーツ。

子ども(7~12歳)20バーツ。

子ども(7歳未満)無料。

お寺のようにタイ人価格、外国人価格という区別はないのでお大人は一律50バーツ。

 

 

 

 

残念。

今日来ていれば七夕まつりりだったみたい。(7月16日~17日)

 

 

 

浴衣や着物のレンタルも

 

 

浴衣や着物のレンタルもあり。

着用して敷地内を見学することも可能。

 

タイ人らしき女性が可愛く着こなして写真を撮っていた。

これはタイ人や外国人にうけそうなサービス。

 

日本人村・・・日本人しか来ないよね?なーんて友人と話していたけど、意外や意外。見学者半分以上(それ以上?)がタイ人だった。

 

今は日本の観光客が少ないからかもしれないけど。

 

 

さて。今回の目的はアユタヤ王朝時代にここに存在した日本人町について・・・それも含めてその時代の歴史の勉強をすること!(大げさw)

そういう背景を知った上で遺跡観光した方がもっと理解も深まる?👈そんな口コミを見た

と思って是非とも早めに一度は来てみたかったのだ。

 

 

 

アユタヤ王朝時代に存在した「日本人町」とは?

 

 

とにかく歴史が苦手。。拒絶反応が出る自分。

ワタシの頭の中にしっかりと知識として入ってくるのか・・・

 

 

 

詳しくはこちらに!!

とは終わらせず、ざっくりとだけど。(自分理解)

 

 

1350年から1767年までおよそ400年、現在のタイの中部アユタヤを中心に発展したタイ族によるアユタヤ王朝。

 

この王朝時代に日本や琉球(沖縄)とも交易があったらしい。

そして王朝より居留地を与えられた日本人によって作られたのが「日本人町」だ。

周辺にはポルトガル人町、イギリス人町、オランダ人町などもあったそう。

当時の国王はアユタヤの人口を増やすために外国人の受け入れにも寛容でそれぞれに居留地を与えていたらしい。

 

最もその交易が栄えていたときに日本人町の頭領に任命されたのが、江戸時代の沼津藩主に仕えていた「山田長政」という日本人。

 

因みにこの当時の日本は江戸時代、徳永家康が政権を担ていた時代。

 

アユタヤにある日本人町には多くの日本人商人が住んでいたことはもちろんだけど。びっくりだったのが。。

アユタヤ王朝は周辺のビルマ(今のミャンマー)やスペインから侵攻に悩まされており、日本の実践経験豊富な浪人が大歓迎されていたらしい。(当時日本はまさに戦国時代後半!)

 

こんな時代に外国で日本の武士が活躍していたなんて・・・なんとも感慨深い。

それにしても当時の人にしてみればタイに渡るなんて決死の覚悟だったんだろうなぁとも思う。

 

 

14世紀頃から始まった日本人町も、山田長政が暗殺されたのち、謀反の動きがあるのではと疑われ根こそぎ粛清・・・・そしてそこに住む住人も虐殺されたらしい(が、日本人は事前に察知してアユタヤを去っていたという記述も)

 

ただこの頃日本でも鎖国がはじまり東南アジアとの行き来も途絶えてしまったらしい。

 

 

 

2011年にこの辺りで起こった大洪水。

そうそう、確かこの年に初めてのタイ渡航を妹と計画していたんだけどこの洪水のため翌年に延期になったんだった。

 

 

 

ビデオで日本人町の歴史を学ぶ「アユタヤ歴史研究センター別館」

 

日本人村の詳しい歴史についてはこの「アユタヤ歴史研究センター別館」がとても勉強になる。

因みに本館は旧市街の中にあるらしい。

 

日本語でのビデオ上映もやっていて、内容がとても頭に入ってきやすい(笑)

 

 

アユタヤ王朝当時の貿易ルート。

 

文章での情報も沢山あるけど、やっぱりビデオで観た内容のほうがすーっと入ってくる(笑)

 

 

沖縄の泡盛と紅型(びんがた)。

沖縄の泡盛も、この時代にアユタヤ王朝のラオカオが琉球に今の泡盛として伝わったらしい。

 

感慨深い。。

 

 

 

当時のアユタヤ王朝の地図。

 

 

写真だとうまく伝わらないけどアユタヤの旧市街(島)がとても美しく描かれている。

 

タイと日本の歴史を照らし合わせた年表もあったけど・・・あぁいう情報って全く頭に入ってこない!拒絶反応・・・社会の歴史の勉強が思い出されてしょうがない。

 

 

 

当時のアユタヤと日本の交易に貢献した「山田長政」

 

この当時日本人としてアユタヤ王朝で大活躍した日本人「山田長政」

 

タイ人にとってもアユタヤで日本人といえば「ヤマダ」?

タイの人気ドラマ「クーカム」の「コボリ」じゃないけど、タイの人って日本人の有名人を苗字でしっかりと覚えるんだね。

 

日本人としてアユタヤ王朝当時の国王「ソンタム」からオークヤー・セーナーピムックออกญาเสนาภิมุข」というとても名誉な地位を与えられたんだとか。

 

 

ここも詳しいビデオ上映がある展示室。

中の展示と併せてビデオ上映も観るべし。

 

なんでか分からないけど、文章で読むよりも映像で観た方が頭に入ってくる・・・しつこい(笑)

 

 

 

日本人町があった頃の地図。

 

 

あのタイの黄色い伝統菓子・・・ターオ・トーンキープマー ท้าวทองกีบม้า

 

 

ここでまた新しい発見が。

あのタイの伝統的な黄色いお菓子。

「フォーイ・トーンฝอยทอง」「トーン・イップทองหยิบ」「トーン・ヨートทองหยอด」

(ワタシの大好きなお菓子!)

 

日本にも由来がありオランダ人の血を引くこの方「マリー・ド・ギマー・ピナー」がタイに伝えたんだとか!

彼女は後にアユタヤ王朝の高官と結婚し、宮廷料理人の「ターオ・トーンキープマー」という官位を与えられたらしい。

 

 

「トーン・ヨートทองหยอด」についてはこちら。

www.watashinoarukikata-diary.com

 

 

沢山歴史も学んでお腹いっぱい。

 

外に出ると人になれた猫たち。

 

タイの猫って日本のに比べるとスマートで小柄。顔もちっちゃいのね。

 

 

 

日本風なトイレ

 

 

旅先でトイレは重要(笑)

 

日本風な暖簾がかかったトイレはなんだかほっとする。

利用も無料でトイレットペーパーも付いているので安心。

 

 

 

日本庭園

 

 

外国人には嬉しい写真撮影スポット。

 

それにしても天気が良くて・・・下に敷き詰められた白い石が眩しい。

 

 

さて今回訪れてみた「日本人村」。1時間ちょっとで全体は見学できるかな、というところ。

 

1600年代に最盛期を迎えたアユタヤ王朝に存在した「日本人町」。

この時代にも日本人とタイ人で交流があったということがなんだか嬉しい。

 

この後アユタヤの遺跡観光するための理解が深まったか・・・っていうのはまだよく分からないけど。

こんな背景もあるんだってことを知った上で遺跡を見たら気持ち的にも全然違う気がするかな、とは思う。

 

 

また少しづつアユタヤの遺跡観光もしていきたい。今回はなし(笑)

 

もう少し続く昨日の話。

 

またここでもステキな出会いがあった。つづきはまた今度。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございます🐘

 

 

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