さわでぃちゃお🐘ソムタム娘です。
✎2018年の1月~4月まで3カ月ほど滞在したウガンダの回想記✎
前回は話はこちら。
www.watashinoarukikata-diary.com
今回はワタシがウガンダ滞在中に通っていた語学学校で、唯一仲良くなった友達の家へ遊びに行ったときの話。
英語もろくに話せないワタシが現地の人の家に。。しかも一人で遊びに行くなんて・・・
言葉が通じなくてもなんとかなってしまうのが海外での生活。
その友だちともほとんどまともな会話は出来なかったけど、小学生時代を思い出すようなそんな時間を一緒に過ごすことができた友達。
大人になってからはなかなか出来ない経験と時間。
そんな友達ができたあの数ヶ月の生活は今でも本当に宝物だと思う。
ウガンダの友達の家へ~手作りごはんでマトケをご馳走になる
2018年。2月下旬のある日。
授業が終わったあと、なんと突然友達の家へ遊びに行くことになった。
この当時ワタシはカンパラ市内にある大学に併設されている語学学校に通っていたわけなんだけど・・・詳しくはよかったらこちらをご覧ください👇
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もともとは友達の方がワタシの家に遊びに行きたい、という話から始まった。
ただその当時ワタシは1人で住んでいた訳ではなく他の日本人数人と一緒に暮らしていた。
治安のこともふまえ、基本的にはむやみに自分が住んでいる場所は教えない方がいい、、、と周りから教わっていたのでそのときは申し訳ないが彼女には家に呼べないと断った。
その話の流れで「じゃぁ家に遊びにおいでよ」となったワケなんだけど・・・
このときのワタシはまだまだ英語でロクにコミュニケーションがとるのが難しく、(今でもだけど)正直なところ始めはあまり気乗りがしなかった。
(現地の友人の家に遊びに行くなんてハードルが高すぎる)
何も話すこと(話せること)なんてないよ~なんてちょっと憂鬱な気分だった。沈黙の時間だらけになることを想像したら・・・もう。
ただせっかく得たこの環境、今ここでしか出来ないことに挑戦しないなんて勿体ない。
いかんいかん(これだからダメなんだ)と自分を鼓舞してとりあえずその流れに身を任せてみることにしたのだ。
結果的にはこの後何度も遊びにいくことになるんだけど(笑)
学校帰りにマトケを買って友達の家へ
お昼で終わった授業の帰りにそのまま彼女の家へ一緒に向かうことになった。
妹と一緒に2人だけで暮らしているんだそう。(お姉さんだったかもしれない・・・)
帰り道の途中で道端にある野菜売りの屋台のようなところでアボカドやマトケを購入。
途中からはボダボダ(バイク)を捕まえて2人乗りして帰った。
マトケを蒸すところからスタート
彼女の家に着くとさっそく調理開始。
せっかくなので実際に作っているところを見学させてもらうことにした。
マトケとはウガンダで主食として食べられている緑色をしたバナナの一種。
蒸したものをマッシュして食べるのが主流だ。
(👇写真は2019年に遊びに行ったときに撮らせてもらったもの)
フルーツのバナナのように手で皮を剥くのではなく包丁を使って剥く・・・どうやら硬いらしい。
その実をバナナの葉っぱに包んで蒸す。
2019年に遊びに行ったときはかぼちゃも一緒に蒸してくれた。
こんな感じで最後はマッシュにして出来上がり。
そしてマトケと一緒に食べるのがジーナッツソースといわるシチューのようなスープ。
これもけっこうウガンダでは主食と一緒に登場することが多い存在。
とにかくカロリーが高いもの尽くし。
ジーナッツ=ピーナッツと考えていいかと思うんだけど、コクのあるもったりとしたソースでこれがまたなかなか美味しい。
一緒に煮こむ具材はトマト、玉ねぎ、ピーマンなど。(野菜はかなり少な目)
野菜を切るのを少し手伝わせてもらったんだけど、まな板がない・・・彼女は手に持った野菜をリンゴの皮を剥いたりする容量で器用にカットしていた。
料理の仕方、野菜の切り方ひとつでもこんな風に違うものなのかぁと感心させられた。
おやつに「ミレ(カロ)」と「サトウキビ」
出来上がるのを待っている間に「ミレット」と呼ばれる穀物のドリンクをご馳走になった。
これもなかなか好きな味だった。(なんか昔の日本にもありそう)
ウガンダで主食(穀物)のひとつとして食べられているものに「カロ」(粉を水で練ったお餅みたいなもの)と呼ばれるものがある。
これもおそらく「カロ」を作るときに使う同じ粉を溶いたものだと思うんだけど、日本でいう「稗」の仲間のような穀物だ。
身体にはとても良さそう。
でもってとにかく炭水化物の摂取量が多い(笑)
ウガンダには日本人のワタシには馴染みのない穀物の種類がとにかく沢山。出てくるものがすべてが物珍しく興味津々。
サトウキビ。
甘くて水分たっぷりでジューシー。
実はサトウキビはこのとき初めて食べた。
食べ方は、水分だけ吸って繊維の部分は残すらしい。
マトケ&ジーナッツソース アボカド添え(ウガンダには3食食べるという習慣はないのかも?)
じゃじゃん♪
完成したのがこちら。写真では量も大きさも伝わらないのが残念。
むちゃくちゃ美味しそう!
庭から採ってきた葉っぱも色どりに添えて。(なんとカボチャの葉っぱだった)
お昼もとうに過ぎてこれは何ご飯になるんだろう・・・?
ウガンダにはそもそも日本のように決まった時間に3食食べるというような生活習慣自体ないのかもしれない。
ウガンダに来てから、今まで当たり前とか普通だと思っていたことが実は非常識なのかもしれないと気づかされることが度々あった。
気が付いてはいたけどウガンダで出される1食の量はとても多い。今回もこの1食でかなりお腹いっぱいになった。
マッシュポテトのようなマトケは不思議と沢山食べることができてしまうのである意味キケン。
食後は掃除と昼寝??・・・外は暑いから・・・
食後の後片付けをしたあとは(確か後だったはず。。)なんと部屋の掃除を一緒にするというこれまた貴重な体験(?)をさせてもらった。
友達が掃除し始めたのを一緒に手伝ったというだけのことなんだけど・・・
家に帰ってからこの出来事を一緒に住んでいる日本人に伝えたらまぁまぁ不思議がっていた。
しかも食後は特に何をすることもなくベッドでゴロゴロし始めた友人。
ワタシはご飯もご馳走になったしそろそろ帰ろうかと思っていたんだけど。。。
「今外は暑いからあなたもここで昼寝しな」
確かこんな感じのことを言われ食後の昼寝タイム(笑)(寝れるわけないんだけど)
こういうとき気軽に英語で聞けないというのがもう本当に悔しいというかモヤモヤ。
要するに昼の暑い時間は外に出ず部屋で過ごして・・・涼しい夕方になってから帰りな、ということなのかぁと納得。
心の中では帰って少しでも英語の勉強がしたい、昼間からこんな何もせず昼寝?なんて思いがグルグル頭の中をまわっていた。
でもこれがウガンダ人の日常のスタイルなのだ、そういうものなのだ、と自分に言い聞かせていた。
とにかく言葉の壁があって不思議なことがあっても聞いて解決するという方法がとれず謎のままで過ごすことが沢山あった(笑)
この話も帰ってから知人に話すとウケていた。
友達だからこそできた貴重な経験だったのかもしれない。。とここでもそう納得することにした。
何はともあれ生れて初めて外国人の友達の家へ遊びに行ったという貴重な体験ができた一日だった。
マトケ&ゴートシチュー
3月に入り再び遊びに行っ友達のうちでご馳走になったもの。
今回はマトケとレバーのスープ。
何のレバーか聞いたら「牛🐮」だとのこと。スープにはトマトやピーマン、玉ねぎなどの野菜も入ってシチューのような感じ。
因みにこのスープの赤い色の正体。ウガンダの大人気調味料「ロイコ」を入れるとこういう色になる。
とにかく何にでもロイコを入れるウガンダ料理(笑)
毎回ボリューム満点だけどしっかり完食。スープもクセはなく美味しく食べることができた。
マトケって最強。何にでも合う。食べた感じは芋に近いんだけど癖がなくパクパク食べれてしまうのだ。
友達も食べ物の中でご飯なんかよりもマトケが一番好きだと話していた。それくらいウガンダ人=マトケな存在なんだぁと感じた。
パッションフルーツ
このときも作ってくれている間に出してくれたパッションフルーツ。
実はこれも食べたのはことときが初めて。
マーケットで売っているのはよく見かけたけど、どうやって食べるのかが分からず手を出したことがなかった。
帰りにお裾分けももらってしまった。
ウェバレ☆
カトゴ&ジーナッツソース
またほどなくして遊びに行ったとき。
日本でだって大人になるとこんなに頻繁に友達の遊びに行くなんていう機会は無くなってしまうのに。彼女との関係はなんだか小学生に戻ったような気分にさせてくれた。
今回の料理はマトケとジーナッツソースを一緒に煮込んだもの。
トマトや小さな丸ナスも一緒に入れて煮込むだけ。マトケが原形を留めたままなのが特徴。
(マトケは単体で蒸して調理することが多い)
この料理は一般的に「カトゴ」と呼ばれているらしい。
ウガンダでは朝食として食べられることが多い料理だ。
いつも帰り道の途中で、彼女はワタシに何が食べたいか聞いてくれる。そして毎回リクエストするのがアボカド。
アボカド天国ウガンダならでは。なんて贅沢!
このときも大量のアボカドを一緒に添えてご馳走になった。
このソースがまた美味しい。それにしてもこの量(笑)
これがまたペロリと食べられてしまうのだ。
おやつに出してくれたジャックフルーツ。
食べる部分だけ剥かれた状態のもの食べたことがあるけど。。こんな状態で出されたのは初めて。
&サトウキビ。
なんというか色んなものを素材のまんまに近い状態で食べるウガンダ飯。こういうところが野性的で好き。
友達の家を後にし、帰り道。
この頃のウガンダは季節的に雨季に入り毎日こんな天気が多かった。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます🦍
ウェバレ・ニョWebale nyo (ルガンダ語で「ありがとう」)