サワディーカー🐘ソムタム娘です。
(話が前後してしまってすみません、ピサヌローク編もう少しつづきます)
ピサヌロークに滞在した一週間、毎朝飽きることなく通ったワット・ヤイ。(ワット・プラシーラッタナ・マハータート・ウォーラマハーウィハーン)
ここ数か月のこと、
タイに来る前から絡まり始めていた色んな糸がバンコクではさらにこんがらかってしまい....
タイに来てから色々と思うようにいかなくて、これから自分がどうしたいのか、それさえも分からなくなっていた。
一週間ここで過ごすことができたおかげで、少し心も整理できたというか落ち着いて考えることができた。
絡まった糸もほどけてそれぞれしっかり平行に並んでくれたような。そんな気分。
ピサヌロークに来て本当に良かったと思う。
そう、まさにこのタイミングでね。
(どんなときもなるようにしかならない、ってね。笑 やっとそう思えるようにもなった)
というわけで、毎朝同じような過ごし方になってしまったので。
ピサヌローク滞在5日目から7日目までの朝の3日間の様子を、ワット・ヤイ参拝総集編という形で書いてみる。
6時過ぎの静寂に包まれたワット・ヤイ(3月16日)
まだ日が昇る前の朝6時過ぎ。
薄っすらと明るくなり始めてきたころを見計らってワット・ヤイへ。
前日は托鉢をやっていてものすごい人の数だったけど、この日は打って変わって参拝客もまばらでとても静かな朝だった。
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お参りセットを購入してまずは入口の仏像にご挨拶。
今日のチンナラート仏(3月16日)
毎日拝見しても飽きることなく眺めていられる美しいお顔。優しい眼差しにもうっとり。
この日は前回とは反対側からお顔を見上げられる位置に座ってみたんだけど。
正面、斜め右、斜め左、それぞれ見上げる角度によって表情が微妙に違って見えるのでつい色んな角度から眺めたくなってしまう...


周りを観察してみるとお経らしきものを唱えていらっしゃる方もいれば、瞑想されている方も。
皆、思い思いで過ごしている様子で、そんな雰囲気も同じ空間にいてとても心地よい。
心ゆくまでチンナラート仏のお顔を眺めた後は、まだお参りしていなかったサーサダー仏のところへ。
チンナラート仏が安置されている仏殿から回路を右周りに歩いて行くと、、、
え、
まさかまだ閉まってる?
(ガーン)
仕方がない。サーサダー仏はいったん諦めて、先にチンナシー仏を拝みに行こうと思ったら、
(ガーン)こっちもまだ開いていない。
どうやら7時過ぎにならないと、チンナラート仏と本堂の仏像以外はまだ仏堂が開かないので拝めないっぽい。
そうだ、まだ本堂へお参りしてなかったということに気が付いたので行ってみることに。
ようやく昇り始めた朝日。
こんな景色ひとつひとつも心に染みわたるようだったなぁ。
本堂(พระอุโบสถプラ・ウボーソット)
ワット・ヤイの本堂。
タイ語ではพระอุโบสถプラ・ウボーソット(またはウボーソット)と呼ばれている仏殿で、ご本尊が祀られている建物。
本堂の特徴としては建物の周りに置かれている、結界石。


確かに8つ、しっかりあった。
本堂へ入って行く方の中には、こちらの結界石にも手を当てて拝んでいる方もいた。
หลวงพ่อโตルアンポー・トー
今回初めてウボーソットの中へ。(ドキドキ)
วัดพระศรีรัตนมหาธาตุวรมหาวิหาร ワット・プラシーラッタナ・マハータート・ウォーラマハーウィハーン
通称、ワット・ヤイの本尊として祀られている仏像、หลวงพ่อโตルアンポー・トー。
โตトー(大きい)
というだけあって、とても大きく迫力がある。こちらもバランスのとれた気品のある美しい仏像だと思う。


自分より先に来ていた方の手元には何やら雑誌のようなものが置いてあって、なんだろうと思っていたら、
その後オレンジ色の袈裟を着た僧侶の方も入ってきて、、、
納得。
7時から読経が始まった。
(そのままその場に居ていいのか分からなかったので、始まる前に外へ)
大きな立像~พระอัฏฐารสプラ・アッタロット
本堂に向かって右側。
朝日を浴びて神々しく光るプラーン(仏塔)とその前に祀られている立ち姿の仏像、พระอัฏฐารสプラ・アッターロット。
こちらもとても見応えがある。
当時から残されている建築物の一部から、スコータイ様式のとても重要な遺跡だということがわかっている。
お寺の犬
タイでは寝ている犬以外がちょっと苦手で....前に郊外に行ったときに囲まれて血の気の引く思いがしたから💦
そしてお寺にもよくいるんだよねぇ、犬。ほとんどが暑さでぐでーっとしているんだけど、朝の犬はまだ暑くないからなのかやたらと活発。
7時過ぎた頃から増え始めて、、、しかも1匹とか2匹じゃない。汗
(群れてると余計にこわい)
(えええ、こっちに来ないで💦)
毎朝7時を過ぎたぐらいの時間になると、欧米人のツアー客が参拝に訪れていた。
タイの犬といえば、このイメージ。よくセブンの前にも寝転がっている。
これなら全然怖くないんだけどね。
朝ごはん
シンプルだけど毎朝ささやかな楽しみだった朝ごはん。
まさか、もう一人の兄弟がいた?(พระเหลือプラ・ルアン)(3月17日)
ナーン川の入口からワット・ヤイに入ってすぐ右手にある小さな礼拝堂。(本当に小さいので素通りしてしまいそう)
こちらに祀られている仏像も実は、チンナラート仏とチンナシー仏、サーサダー仏と同じ時期に造られた仏像のひとつなんだそう。
他の3体の仏像を造り終わったあと、まだ金が残っていたため、当時のスコータイ王朝6代目の国王リタイ王が20インチ(約50センチ)でもうひとつの仏像を造るよう命じたんだとか。
そして名付けられた4つ目の仏像が、พระเหลือプラ・ルア
(タイ語で「เหลือルア」とは「残り」や「余り」という意味)
≪参考≫
พระมหาธรรมราชาที่ ๑ (พระเจ้าลิไทย) プラ・マハータンマラーチャー1世(プラジャーオリタイ)
ปางมารวิชั(マラウィチャイの姿勢)....とは仏像の姿勢のひとつで、足を組んで座った仏像が左手を逆さまにして膝の上に置き、右手は膝の腕に伏せて置いている様子のこと。
今日のチンナラート仏(3月17日)
この日は誰もいなくなったチャンスに正面から。
チンナラート仏の右側に祀られていた仏塔と仏像。
仏陀の足跡のレプリカ(รอยพระพุทธบาทจำลอง)


(ここでやらかした....)
外から仏殿の中を見て、あれ?仏像がいない?なんて思って中まで入らなかったのだけど。これが失敗。
どうやら仏陀の足跡のレプリカがあったみたい。泣 (そりゃここからじゃ見えないわけだ)
รอยพระพุทธบาทจำลอง(仏陀の足跡のレプリカ)
では気を取り直して。
さぁいよいよ、三兄弟の一番弟?のサーサダー仏を拝見できる日が。(いやいや、本当は四兄弟)
その前に、安置されているหลวงพ่อดำルアン・ポーダム
こちらもスコータイ時代の仏像らしいのだけど、誰が建てたものかは分かっていないよう。ただかなり昔に建てられたものと考えられている。
ついに初対面~サーサダー仏(พระศรีศาสดา)
チンナラート仏とチンナシー仏と同時期に造られた仏像のひとつ、サーサダー仏。
因みにこちらもレプリカで本物はチンナシー仏と同じように、バンコクのワット・ボウォーンニウェート寺院に安置されているらしい。
(ちょうど昨日行って来たばかりなのだけど、なんと改修工事中で残念ながら拝見できず、、、チンナシー仏は美しかった!)
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これまで拝見した中でも一番幼い印象のお顔。
サーサダー仏はピサヌロークからバンコクへ渡るまで長い長い物語があったようです....
今日も頼もしいチンナシー仏
個人的に好みのチンナシー仏のお顔。
バンコクで本物の仏像とお会いしてみたいです。
↓(行ってきました)
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ワット・ヤイから、対岸に見えるラックムアン。
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朝ごはん
唐辛子入りのお酢も入れるとさっぱりしてさらに美味しい。
最終日は曇り空のワット・ヤイ(3月18日)
ピサヌロークを離れる日の朝。
ここへ来てからずっと快晴だったけど、この日初めての曇り空だった。
หลวงพ่อโตルアンポー・トー
チンナラート仏(พระพุทธชินราชプラ・プッタチンナラート)
回路に並ぶ仏像
螺鈿細工?
回路の扉の模様に目が留まった。
細かく描かれているこの感じ、これはもしや、螺鈿細工?
以前マナオさんの記事を読んで知ったのだけど、これがそうかどうかは不明。
ただ、細かく描かれた模様がとてもきれいだった。
チンナシー仏(พระพุทธชินสีห์プラ・プッタチンナシー)とサーサダー仏(พระศรีศาสดาプラ・シー・サーサダー)


หลวงพ่อดำルアン・ポーダム
初めましての、พระสังกัจจายน์プラ・サンカンジャーイ
ぽっちゃりとしたお顔と体が特徴的。
こちらも初めましての、
หลวงพ่อขาวルアンポーカーオ、 หลวงพ่อคงルアンポーコン




以上、ピサヌロークでの毎朝のワット・ヤイ参拝の様子でした。
タイの寺院について、もっと深く理解しながら鑑賞できるようになりたいなと思った日々でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます🌺