わたしの歩き方~お散歩日記

あっちへ行ったりこっちへ行ったり~好きな場所で好きなように生活したい...自由気ままな40代の日々の出来事。平日は普通に仕事をして休みの日は海へ行ったり散歩したり飲んだり~そんな日常を(今は)沖縄より発信中。

【沖縄産の魅惑フルーツ・バンシルー(グァバ)】沖縄の人はあまり食べないってホント?木にぶら下がるあの木片の謎も解けた!

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はいタイ🌺ソムタム娘です。

 

皆さんバンシルーって聞いたことありますか。

沖縄ではほとんどの人が知っているくらい身近なフルーツなんだけど・・・

グァバと言ったらきっと知っている人も多いはず。

 

グァバといえば南国のフルーツ!✨

観光客だったら真っ先に飛びつきそうなイメージなんだけど。こうやって今沖縄に住んでいて最近感じたこと、

沖縄の人にとってバンシルーはそこまで特別な果物じゃないんだな、ってこと。笑

今日はワタシが大好きなバンシルーについてと、長い間気になっていた謎について書きたいと思います。

 

 

 

沖縄の魅惑のフルーツ「バンシルー」(グァバ)

 

沖縄で初めてバンシルーを食べたときの感動といったら今でも忘れない。

👇糸満市のうまんちゅ市場で初めて食べたとき。

www.watashinoarukikata-diary.com

 

沖縄の果物でなにが一番好き?って聞かれたら、間違いなくバンシルーって答えると思う。それくらい今では大好きになってしまったバンシルー。

 

追熟が必要な果物で、買ってきたものを部屋に置いておくと南国のフルーツ独特の華やかなあま~い香りが充満していく。

(最近は友人が職場からもらってきてくれたものを食べたり♪)

熟したものは中がトロっと柔らかくなって、生のいちじくとも少し似たような何とも言えない独特の食感なのが特徴。

甘さの中に適度に酸味もあってちょっと種の主張が強めだけど、他のフルーツにはない美味しさなのだ。

 

 

でも実は沖縄の人ってあまりバンシルー食べないらしい

 

バンシルーを沖縄の人が食べない理由。

今まで調べて知ったものや沖縄の人に直接聞いた話とかの例だと、

あまりにも身近に生りすぎるフルーツだから、とか。(公民館とか庭に普通に生えているらしい)

あの中に入っている大きな種た食べずらい、とか。

個体によって味にバラつきがある、とか。(確かに甘いのや甘くないのがある)

そもそも庭木として栽培している、とか。

バンシルーよりももっと美味しい果物が沢山ある、とか。

 

まぁ色々出てくる出てくる~バンシルーに見向きもしないの?って思うような感想や意見。笑

 

 

しかし実は他にも理由があって、その内容に色んな意味で驚いた。

 

昔、沖縄にはミバエ(実蝿)という小さいハエの仲間がいたらしく、これが食物にとっては害虫。それがバンシルーにも卵を産んで中に幼虫が入ってしまい食べられなくなってしまっていたらしい。

因みゴーヤーやスイカなどのウリ科につくのはウリミバエといい、トマトなどのナス科の野菜や果物につくのはミカンコミバエと呼ぶらしい。

 

ただここでしっかり伝えておきたいのは、すでのこれらのミバエは沖縄では根絶されているということ。

もともとこのミバエは沖縄に生息していたわけではなく、1919年頃に沖縄の八重山群で初めて見つかったらしい。

このミバエのせいで沖縄県外へ一部の果物などが出荷できないという問題が発生。

そして日本復帰の年、1972年についにミバエ根絶事業がはじまり、めでたくミカンコバエは1986年に、ウリミバエは1993年に根絶されたんだとか。

 

👇こちらの記事を参考にさせていただきました。(おかげで色んな謎が解けた!)

amakuma.ryukyu

 

 

さてそれではどうやってミバエを根絶させたのかという話。

 

今日はね、バンシルーの美味しさについても伝えたかったんだけど、もしかしたここからの方がメインというか自分の中では驚いたし、謎も解けてスッキリ!

 

 

沖縄の木にぶら下がるあの木片の役割~沖縄の「ミバエ根絶事業」

 

沖縄に住み始めた頃からずっと気になっていたこの木片

公園の木とか、街路樹とか、とにかく沖縄県内の至る所の木で目にしたことがあるんだけど。

針金に通した正方形の形をした小さな木片が木の枝にぶら下がっている。

住んでいる人はもちろん気が付いている人も多いと思うけど、観光客の方でも目にしたことがある人もいるかも。

 

最初の頃は、植物の名前でも書いた印なのような~とも考えて色々見たけど、それらしい記載は一切なし。

うっすうら「危」の文字も書いてあったりしてなんかのお札??って思うようなちょっと不気味な存在だったけど、いったいこれが何なのか今までずっと謎のままだった。

 

なんとこの木片が今回話題にしたミバエの根絶に関係していたなんて。

 

 

さてこの木片、一般的には「テックス板」と呼ばれているらしいのだけど、正式名称は「誘殺板(ゆうさつばん)」というらしい。

 

それではこの誘殺板の役割なんだけど。

この木片にはミカンコバエの雄を強力に引き寄せるメチルオイゲノールという物質と殺虫剤をしみ込ませてあるらしい。そしてこの物質の匂いに誘われてきた雄がこの板をなめると死んでしまい、そうすると雌は交尾相手がいなくなってしまい繁殖しない、

という仕組み。

ミカンコミバエの根絶の際もこれが使われたんだって。

 

 

そうだったのかぁ~~~

 

あの木片にこういう役割があったとは・・・

まさかバンシルーからこんな沖縄の歴史に辿りつくなんて思ってもみなかった。

 

さてここで生まれるのが、根絶したはずなのになんでまだあの木片が木にぶら下がっているのをよく見かけるんだろう?って疑問。

ミカンコミバエは沖縄からいなくなったものの、沖縄の周辺諸国のフィリピンや台湾などにはまだ生息していて、それがたまに風に乗って沖縄へ入って来てしまうことがあるらしく、それを放置するとまた増えてしまうので定期的に設置して防ぐ必要があるらしい。

 

効き目は数ヶ月という誘殺板、、、ミカンコミバエ根絶までにも数年かかったようで、かなり根気の要る作業だったに違いない。

沖縄県産の果物などが今ではこうやって県外へ出荷できるようになっているのも、陰でこういう努力があったからこそなんだねぇ。

 

 

👇今回参考にしたサイトはこちら。詳しく書いてあるので興味がある方は是非。

https://www.dee-okinawa.com/topics/2016/06/tex.html

 

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございます🌺

 

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