はいタイ🌺ソムタム娘です。
会社で机に座っていつも通り仕事をしていた昨日。
あれ?なんか目眩かもしれない、、、
なんて思っていたら、周りから「地震じゃない?」という声が。
あ、ホントだ。自分が揺れているのかと思ったらそうじゃなかった。
周りの人もワタシと同じように最初は自分が揺れていると感じていたみたい。
そしてあのスマホから鳴る嫌な音が。
てっきり「地震です」っていう声かと思ったら、「津波です」というアナウンスだった。
昨日の津波警報
初めて聞いた津波警報のアナウンス。
沖縄に2018年から住んでいるけど、多分今回が初めて。
実は去年の3月にタイから沖縄に戻って来てから、小さな地震ではあるけど、あれ?沖縄ってこんなに地震多かったっけ?と思ったりもしていて。
今回の地震、与那国島の方では震度4もあったらしい。
沖縄本島はそこまで大きな揺れではなかったけど、ビルの高い場所にいたせいか気持ちの悪いゆっくりとした揺れがずいぶん長い間続いていた。
それよりも津波。
すぐにパソコンで検索すると、なんと沖縄本島には約1時間後に3mの津波が到達するという予測。
え、ホントに津波くるの?って皆でなっていて。
(でも周りはけっこう冷静、)
そのとき居た場所から海までの距離はざっと1キロちょっと。津波がもし来たら・・・
避難といってもこの周りに高台はないし、この建物にいるのが恐らく一番安全だと思った。
いつどこかに移動(避難?)となってもいいようにとりあえずトイレにだけは行っておいて・・・
ただその後は至って普通に仕事をしていた。
この周りの空気にも正直ちょっとだけ違和感を感じた。
自分だけが大げさに考えているのかなぁとも思ったけど。
このとき、海に近い人たちはもちろん避難していたらしいのだけど。車で移動する人が多い沖縄社会・・・ものすごい渋滞にもなっていたらしい。
その間にも何度もスマホのアラームは鳴るし(その都度毎回驚く)窓の外からは避難を促す防災アナウンスがずっと鳴り響いていた。
結局は津波も来ることなく、警報も解除されたんだけど・・・
正直なんかもやっとしてしまった昨日。
三陸の「津波てんでんこ」の教え
津波警報が出た後にスマホを見ると、父からラインが来ていた。
「沖縄綱に警報だって、避難したかな」
「○○(ワタシの名前)、避難したかな」
「避難したかな」
立て続けにメッセージがきていた。
そして妹からも「津波てんでんこだよ」というメッセージが。
そうだ、想い出した「津波てんでんこ」だ。
岩手で東北大震災を経験している父は余程心配だったのだろうと思う。
現場の状況が分からない人の方が実は不安になるのかもしれない。
その当時は関東に住んでいた自分。
あの震災の後、実家に帰ったときに父に連れて行ってもらった陸前高田。
子どもの頃によく夏の時期に遊びに行った海がある場所には津波の影響で・・・本当に何も無くなっていて。あのとき見た光景は言葉にはできない。
そんな三陸で生まれた津波の教訓。
「てんでんこ」という言葉は「それぞれに」「めいめいに」「各々」という意味を持つ東北の方言。
つまり「津波てんでんこ」とは津波が来たらそれぞれに、各々各自で逃げろということを言っている。
海に囲まれた沖縄。
そんな場所に住みながらも津波に対してかなり意識が薄かったかも、と改めて思った昨日。
沖縄でもこの言葉を沢山の人に知ってもらえるといい。
そして家族に限らず事前に周りの人たちともっと津波について話し合っておく必要もあるのかもしれない。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます🌺