わたしの歩き方~お散歩日記

あっちへ行ったりこっちへ行ったり~好きな場所で好きなように生活したい...自由気ままな40代の日々の出来事。平日は普通に仕事をして休みの日は海へ行ったり散歩したり飲んだり~そんな日常を(今は)沖縄より発信中。

沖縄南部観光バスの旅②~琉球王国最高の聖地「斎場御嶽(せーふぁうたき)」

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はいタイ🌺ソムタム娘です。

 

🌸妹母娘と子連れ沖縄旅2024🌸

 

沖縄南部の観光スポットを巡るバスツアーに参加したつづきの話。

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神の島といわれる久高島には古くから「男は海人(うみんちゅ)」「女は神人(かみんちゅ)」ということわざがある。

成人した後、男性は漁師になり、女性は神女になるものとされていたんだとか。

そんな久高島とも深い繋がりがある沖縄南部にある斎場御嶽。

御嶽とは本来、神女が神事を行う神聖な場所であったため男子禁制でもあったらしい・・・

 

沖縄に来たら一度は訪れてみたい。

 

 

一度は行っておきたい沖縄の聖地~斎場御嶽(せーふぁうたき)

 

 

突然だけど、ここでちょっと沖縄豆知識。

 

昔の沖縄には「ノロ」と呼ばれる神事祭祀を司る神女がいたんだとか。

 

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村の人々の健康や豊作を神に祈り、祭りを司る役目も持つとされていたノロ。

その時代、そのノロの中でも最高位に君臨していたのが「聞得大君(きこえおおきみ)」という神女。

琉球王朝時代の「おなり神」として国の祭祀をまとめる重要な役割を持った存在で王族の女性がなるのが慣例となっていたんだそう。

その聞得大君に就任する儀式の際に、首里城からはじまり最後に訪れる場所がここ斎場御嶽(せーふぁうたき)だったらしい。

 

またちょっと余談だけど、以前訪れた久高島の話。

別名神の島とも呼ばれている久高島。琉球神話では海の神、アマミキヨがニライカナイといわれる神の世界から舞い降りて国づくりを最初にはじめた場所とも言い伝えられている。

その久高島では、久高ノロと外間ノロという家が代々ノロを受け継いでいて・・・というまた島独特の文化を持っていてなかなか興味深い。

 

 

斎場御嶽入口~注意点も

 

さて、8時半過ぎに到着したバスツアーの我々はというと、9時から開くという斎場御嶽。

その時間に合わせてガイドさんが入口まで案内してくれるそうなので、それまではトイレに行ったり駐車場で待機。

因みにガイドさんが案内してくれるのは入口までで、中に入ったあとはそれぞれ個人で見学する感じになるので、先に行きたい人は自分たちで行くことも可能。

 

因みに斎場御嶽に入る入場券はツアー代には入っておらず、ここでそれぞれ券売機で購入する。大人1人300円。

 

あ、それからここを訪れるときの服装にも注意

斎場御嶽は神聖な祈りの場所でもあるため、ミニスカートは短パン、キャミソールなど過度に肌を露出する服装は控える必要がある。

(タイのお寺と一緒ね)

 

それでは斎場御嶽に向けてしゅっぱーつ!

ガイドさんの後ろに続いてぞろぞろと歩いていく一行。入口までは500mくらいって書いてあったね。

 

向かう途中には新垣瓦工場も。

 

沖縄の屋根のによく見る赤瓦。

今ではほとんど使われなくなってしまい人気がなくなってしまったらしい赤瓦・・・

そんなある日会社での飲み会で、赤瓦が実は吸水力に優れていることを発見し、生まれたのが赤瓦コースター。

今では国際通りでも店舗を見かけるようになった新垣瓦工場。

バスガイドさんのおすすめはアロマオイルをしみ込ませて使う瓦のアロマストーンだって。

 

行くときはまだお店が閉まってたけど、帰りに通ったときは開いてたよ。

 

皆から遅れをとっているけどあともう少し。

 

入口に到着。

 

 

 

 

斎場御嶽ってどんな場所?

 

とてもとても神聖な場所で、なんかすごいところっていうのはなんとなく知っていたけど、、

斎場御嶽っていったいどんな場所?

 

2,000年には世界文化遺産にも登録された斎場御嶽。

御嶽(うたき)とは「聖地」の総称で、斎場御嶽は琉球王国最高の聖地ともされていた場所。

そんな琉球の時代から今でも引き継がれている「祈り」の文化。

我々が大自然に生かされていることへの「感謝の祈り」・・・古来より受け継がれてきたこの精神文化が平和で豊かな未来を築くための価値ある文化としてユネスコにも認められたらしい。

 

上でも書いた「ノロ」という神女の話。

そのトップでもある聞得大君が最高神職に就く就任式を行う行事を「御新下り(おあらおり)」と言って、首里城からはじまり各所を拝んで歩き、最後に訪れ儀式を行う場所がここ斎場御嶽だったとされている。

ここでの儀式を終えることで、心霊を授かり神と同格になったと言われているんだとか。

 

 

 

御門口(ウジョウ口)

 

ここでバスガイドさんとお別れして各々、拝所を目指して歩いて行く。

ここから御嶽内にあるといわれている六つの拝所を見学するわけなんだけど。まずはここが神聖な拝所でもある斎場御嶽に入る入口の「御門口(ウジョウ口)」

 

このときは全然気が付かなかったんだけど・・・

ここにも(右側に)六つの香炉が置かれていたらしい、、、

 

※香炉とは拝所に置かれている四角い石で、この上にお線香を置いて神に祈りをささげるも際に使用するもの

 

ただここに置いてある香炉は御嶽内にある六つの拝所を示す代わりの香炉。

昔はここから先へ入って行けるのは王府関係者に限られていたたため、一般の人たちはここで御嶽の中に向かって拝んでいたんだとか。

 

 

ここからはちょっとしたハイキング気分。

沖縄の北部、やんばるの森並の大自然の中を歩いていくよ。

 

急な坂ももあったり、滑りやすい場所もあるので足元には要注意。

 

 

①大庫理(ウフグーイ)

 

ここがひとつ目の拝所である「大庫理(ウフグーイ)」

 

ここではお祈りしている方も・・・

我々のような観光客だけではなく目的を持って祈りに来ている人もいるので最低限のマナーを守るのは必須。

 

左奥に香炉が見える。

 

 

正直、もらったパンフレットの地図が分かりにくくて・・・

ただでさえ方向音痴のワタシはとりあえず前の人に付いて行くのみ、笑

 

 

 

 

②寄満(ユインチ)

 

二つ目の拝所、「寄満(ユインチ)」

 

自然の岩なんだろうけどとても神秘的というか不思議な形をしている大きな岩。

その下、ここにも奥には沢山の香炉が並んでいるのが見える。

 

そしてここでも祈っている方がおられた。

 

 

ここがいったん突き当りになるので来た道を引き返してついにあの有名な場所へ、、

 

 

 

③アマダユルアシカヌビーの壺と④シキヨダユルアマガヌビーの壺

 

と、その前に。すぐ手前にある壺が、、、

三つ目と四つ目の拝所とされているアマダユルアシカヌビーの壺シキヨダユルアマガヌビーの壺

絶対に覚えられない、名前

 

ただ壺が置かれているのかと思いきや・・・

 

 

上に垂れ下がった鍾乳石が落ちる聖なる水を受ける役割を果たしている。

 

 

⑤三庫理(サングーイ)と⑥チョウノハナ

 

そしてついに来ました。

 

写真で何度も見た斎場御嶽の代名詞ともいえる場所。

五つ目の拝所である「三庫理(さんぐーい)」の象徴でもある、天然の石灰岩が倒れ掛かるようになっているこの三角形の形状。

これがまた自然のものっていうんだから神秘的・・・

この先に何があるんだろう・・・と思わせるそんな空間。

(実はここに来るまでずっと勘違いをしていて、ここから久高島が望めると思っていたw)

 

その先にも今までの拝所と同じように香炉が置かれているだけではあるんだけど。

 

少し前まではこの岩の下をくぐって先まで行き、そこから久高島を望むことができたんだけど、今は立ち入り禁止。

というワケでその先にある六つ目の拝所のチョウノハナも拝むことはできなくなっている。

 

本当であれば三庫理をくぐって先に行くと左手に久高島を拝む場所があるらしいのだけど、残念ながら今はそこに行くことができないので、その手前から見える久高島を。

 

 

 

初めて斎場御嶽を訪れてみて、こうやってブログに書くにあたって色々調べて思ったこと。

 

沖縄に古くからある祈りと信仰の文化。

 

あらゆることに感謝し祈る気持ちは御嶽という特別な場所だけで行われているものではなく、沖縄の人たちの生活や人の中にも浸透してるんだなぁ、って。

 

調べているうちにどんどんのめり込んでいく沖縄の歴史・・・

今度ひとりでもゆっくり時間をかけて歩いてみたいな。

 

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本日も最後までお読みいただきありがとうございます🌺

 

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