さわでぃちゃお🐘ソムタム娘です。
ただ今念願の日本語教師のボランティアに挑戦すべくベトナムダナンに滞在中。
ダナンで過ごす最後の週末。
昨日は1年に1回行われるという「奨学金の授与式」にワタシも参加させてもらうことに。
奨学金の授与式に参加してみた
日本では家庭の事情などで経済的に進学するのが厳しい場合、お金が必要な学生のために「奨学金制度」というものがある。
国や地方自治体、大学、企業や民間団体がそれぞれ制度を設けて、そういう学生向けに学費の貸与や給付を行っている。
ベトナムにも同じように奨学金制度があるらしく、昨日はそのセレモニーにワタシも参加させてもらうという貴重な経験をさせてもらった。
教育熱心なベトナム人
今ワタシが日本語教師のボランティアとしてお世話になっている施設は本来はお寺なんだけど。
小学生から高校生むけに通常の学校の授業が終わったあと、プラスアルファの勉強としてここで塾が開校されている。
9年前にここの住職であるアン先生が日本語をここで教え始めたのがきっかけで始まった塾らしいんだけど、今では英語、数学、化学、なんかも教えている。
皆学校の勉強だけではいい学校に入れないのでこうやって学校の授業が終わった後も塾に通うのが普通なんだとか。
生徒たちにとって「今一番大切なものは勉強」。ということらしい。
・・・・。
岩手の田舎町で育ったワタシ。塾というものに通ったことがない生活を送ってきたのでここの生徒たちを見ていると・・・いつ遊んでいるんだろう?と思ってしまう。
土日ももちろん塾は開校されている。
とにかく昔のワタシなんかとは比べものにならないくらい皆勉強熱心。
夜21時に授業が終わると、こうやって両親がバイクで子供たちを迎えに来る。
経済的に進学が難しい生徒への奨学金
今回ワタシが参加した奨学金の授与式。
アン先生がはじめたもので、奨学金はこのお寺の檀家さんたちからの寄付が資金元になっているんだとか。
毎年、主に医学生(優秀な生徒のみ?)に給付されるというものらしい。
ベトナムの文化としてお互い助け合うのは当然、という考えがあるらしく、まさにその精神に基づいた素晴らしい仕組みだと思う。
こうやって数日ベトナムの人たちと一緒に過ごしているだけでも彼らのその根底にある優しさを感じることができる。
練習してきた歌を披露
授与式が終わったあとは、クラスごとに生徒たちによる歌の披露。
ワタシが受け持ったクラスでもこの日に向けて授業の一番最後に皆で練習してきた。
写真👆は中3のクラスでAKB48の「365日の紙飛行機」を歌っているところ。
皆歌が大好きらしく、歌詞もあっという間に覚えてしまったらしい。すごいのが歌だと普段話す日本語よりもなめらかな日本語を発音できているというところ(笑)
中2の生徒たちは、アンジェラ・アキの「手紙」を披露。
皆頑張って練習してたもんねぇ・・・
まだ数回しか教えてない生徒たちだけど。。。教え子たちの晴れ舞台(?)
歌ってる姿を見てるとこみあげてくるものがあるよね。涙
中1の生徒たちが歌ったのは「ありがとうのうた」。
今回初めて知ったこの歌。
童謡なのかな?
歌詞がとってもいい。大人のココロにもじーん。。。
皆お楽しみのランチタイム
セレモニーが終わったあとは皆お楽しみのランチタイム!
檀家さんたちが準備してくれたお料理たちが沢山1階に並べられた・・・
・・・なんだけど。
あまりの人混みにまったく料理の写真は撮れず(笑)
ここに通う生徒たち総勢300人~400人くらい?が集まっているんだもん。勢いがすごい。。
ワタシもしっかり頂きました(笑)
美味しかった料理を紹介できず残念。。
最後に少しだけお土産ももらったのでそれを紹介。
バナナの葉っぱに包まれているのは「バイン・・・」(失念)
中身はお餅。タイにもありそう♪
寒天でかためたゼリーはベトナム語で「Rau câu(ラウカウ)」。日本のゼリーに比べると食感は硬め。
上の層はココナッツ。下は多分だけど小豆味?
甘さはかなり控えめで暑いときにはぴったりなスイーツ。ベトナムっ子もこれは大好物らしい♪
とてもとても貴重な経験をさせてもらった一日。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます🐘