
ハイタイ🌺ソムタム娘です。
沖縄には首里十二支巡り(寺詣り/テラマーイ)という風習があることを最近知って、興味を持ったのでいろいろと調べてみた。
どうやら全国にも各所で十二支を祭った御本尊があり、沖縄の人たちと同じように自分や家族の干支にまつわる寺院をお参りするという風習があるよう。
因みにタイのチェンマイ県が属する北部地方(タイに属する前のラーンナー王朝)にも似たような文化がある。
調べれば調べるほど深みにはまりそうだったけど....
これから首里十二支巡りをする前の下調べとして、調べた内容を先にここに書いておこうと思って。色んなサイトを参考にして、自分なりにまとめたのでもしかしたら誤った情報もあるかもしれないのでその点はご容赦くださいませ。
首里十二支巡り(寺詣り/テラマーイ)とは

首里城周辺には、実は寺院が複数点在してる。
というのも、琉球王朝時代に王朝政府が寺院を保護していたためで、当時は今よりもっと多くの寺院があり、干支の十二支にまつわる守り本尊がそれぞれの寺院に祭られていたんだとか。
現在では八つのご本尊が「慈眼院 首里観音堂(じげんいん しゅりかんのんどう)」「太平山安國寺」「西来院 達磨寺」「盛光寺」の4カ所に祭られている。
そして、現在でも年末年始や厄年などの人生の節目には十二支のご本尊に、日々の感謝を伝えるため家族で訪れたり、健康開運などを祈願するために、自分の干支にまつわる寺院にお参りをしたり、4つの寺院を順に巡るという風習が残っている。
こうやって首里十二支について調べはじめたものの、そもそもご本尊って?と仏教についてのことはわからないことだらけ。
十三仏と守り本尊とは(八尊仏)

仏教や密教の考え方で、仏の世界(宇宙全体)を曼荼羅(まんだら)と言い、その中には大勢の仏さまが存在し、方角や役割に応じた仏、菩薩、明王などが配置されているのだとか。
その中でも代表的な仏さまを十三仏といい(以下のとおり)順番や方位についてもちゃんと決まっているらしい。
◆五人の如来
釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来、阿閦如来、大日如来
◆七人の菩薩
文殊菩薩、普賢菩薩、地蔵菩薩、弥勒菩薩、観音菩薩、勢至菩薩、虚空蔵菩薩
◆明王
不動明王
またこれらの十三仏は亡くなった人の命日の守り本尊としての役割も担っていて、初七日から三十三回忌までそれそぞれの法要にご本尊も割り当てられているらしい。(へぇ~)
調べ出すと本当にキリがなさそう....
さらにその中から八つの仏さまに対して十二支が割り振られていて、これが干支の守り本尊と呼ばれるもの。
生まれた年の干支(方角)に応じて守護する仏が決まっていて、生きている間、自分を守ってれる存在というわけだ。
(きっとチェンマイをはじめラーンナー文化の一生に一度は自分の干支が祭られている寺院をお参りすることで徳を積む、という考えもここから来ているのではないかと思う)
これらの考え方は中国の密教から影響を受けており、信仰が始まったのは平安末期から鎌倉初期あたりぐらいだと考えられている。
なお、それぞれの十二支の守り本尊と、ご本尊の特徴は以下のとおりとなっている。
千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ) 子年(ねずみどし)
別名、千手千眼観自在菩薩とも呼ばれていて、千の手と千の眼を持っている。
慈悲の手と眼によって人々を一切の苦悩から救い出し、また、さまざまな願いを叶えてくれると言われている。
御利益:現世利益、諸願成就、病気平癒
虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ) 丑年(うしどし)・寅年(とらどし)
「虚空」とは何もない空間、空中、大空のことを意味し、「虚空蔵」とは宇宙のように広大な宇宙庫に知恵を持つというもの。
知恵仏として奈良時代より信仰されている。
御利益:成績向上、開運、厄払い、技芸上達
文殊菩薩(もんじゅぼさつ) 卯年(うさぎどし)
「三人寄れば文殊の知恵」ということわざの由来となっている、知恵を担う仏さま。(因みに残りの仏さまは、釈迦如来と普賢菩薩)
釈迦に付いて出家したという実在した修行者といわれている。
御利益:合格祈願、学業成就、正しい判断
普賢菩薩さま(ふげんぼさつ) 辰年(たつどし)・巳年(へびどし)
堅固な菩提心(仏道に入る心、悟りを開こうとする心)を持ち、仏の理性を備えているといわれている。
また、法華経に登場し、女性の人生を説く仏さまとして女性からの信仰が厚い仏さま。
御利益:増益、成人成仏、延命
勢至菩薩さま(せいしぼさつ) 午年(うまどし)
智恵により現世の一切を照らし、人々に無心の力をもたらしてくれる仏さま。
邪気を払い、苦難から救済し、進路を開いてくれるともいわれている。
御利益:智慧明瞭、家内安全、除災招福
大日如来(だいにちにょらい) 未年(ひつじどし)・申年(さるどし)
密教において宇宙の真理そのものと考えられ、最高位の仏さまとされている。
釈迦如来を含めてすべての仏さまは大日如来の化身と考えられている。
御利益:
不動明王(ふどうみょうおう) 酉年(とりどし)
起源はインド神話のシヴァ神とされ、大日如来の化身ともいわれている。
五大明王の中心的存在でもあり、悪を断じて、修行者を守ってくれる。
また、他の仏さまと比べると、顔は激しい怒りを表しているためかなりコワい。
御利益:現世利益、除災招福、病気平癒、身体健全、家内安全
阿弥陀如来(あみだにょらい) 戌年(いぬどし)・亥年(いどし)
西方浄土(死後に行く極楽浄土)を担う仏さまで、平安後期の貴族から広まった信仰とされている。
無限の慈悲の心をもって一切の衆生を苦難から救済してくれる。
※沖縄の考え方だと西方浄土はニライカナイのこと。
御利益:死後の御利益
そもそもどの仏さまも仏さま、、、如来とか菩薩とか明王、、、違いって何なの?と思いGoogle先生に聞いてみたら、そういうことかぁ~と納得。
◆如来…仏教で最高位の悟りを開いた仏を指し、「真理に到達した者」という意味。
◆菩薩…「悟りを求める人(菩提)」を意味し、仏(ブッダ)を目指して修行しながら、自らも悟りを諦めず、人々を救済することに努める存在。
如来(悟りを完全に開いた仏)の次に位置する。
◆明王…大日如来の命を受け、仏の教えに従わない衆生(人々)を忿怒(ふんぬ)の形相で調伏し、救済する役割を持つ。
なんとなくわかったような、という感じだけど。笑
明王は如来でも救えなかった人たちを力づくでも救っちゃうぞ!っていう最後の砦的な頼もしい存在なのね。
首里十二支巡り~4つの寺院

それではこれから首里十二支巡りをする上で、4つの寺院それぞれにどのご本尊が祭られているかについて。
できれば2月中までにすべてお参りに行ってみたいと考えている。
慈眼院 首里観音堂
◆千手観音菩薩:子年(ねずみどし)
◆虚空蔵菩薩:丑年(うしどし)・寅年(とらどし)
◆普賢菩薩:辰年(たつどし)・巳年(へびどし)
◆勢至菩薩:午年(うまどし)
太平山安國寺
◆不動明王:酉年(とりどし)
西来院 達磨寺
◆文殊菩薩:卯年(うさぎどし)
◆阿弥陀如来:戌年(いぬどし)・亥年(いどし)
盛光寺
◆大日如来:未年(ひつじどし)・申年(さるどし)
4つの寺院すべて首里城周辺にあるので、頑張れば徒歩でも1日でまわることは可能だと思うけど、じっくり見てまわりたいと思うので、2回か3回に分けて巡ってみようと思っている。
実は先日自分の干支が祭られている安國寺にはチラッと下見に行って来たのだけど....笑

これから実際にお参りをしてきたらその様子も記事にしたいと思っている。
また、自分と同じように首里十二支巡りに興味を持った方の参考にもなれば嬉しいです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます🌺
参考サイト:
生まれの干支で決まる「守り本尊」あなたを守護してくれる仏様とは | お墓きわめびとの会
沖縄の首里十二支巡りとは?巡拝する寺院や順番、沖縄十二支巡りの拝み方やお供え物は? - 供養ギャラリーMemorial
琉球王国時代から続く参拝方法「首里十二支詣り(テラマーイ)」 – オリオンストーリー