はいタイ🌺ソムタム娘です。
先日、タイ人の先生と一緒にバンコクの旧市街にある寺院巡りをしていた。(なんて言いながら2か所だけだけどね)
さて1ヵ所目に向かったのはバンコク内でも個人的に好きな寺院ナンバー3には入る「ワット・アルン」。
入場料が100バーツであってもまた訪れてもいいかな、と思える寺院なのだ。(正直言うとワット・プラケオは1度見たらもういいかなぁという感じ)
そう。ここに着くまでは100バーツだと思っていたんだけど、
な、ん、と。200バーツに値上がりしてた!!
因みに一番好きな寺院はこちら👇
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まずは腹ごしらえ~パッガパオガイ
この日は午前中から寺院巡りに行くためにいつもの時間よりも2時間早く授業をスタート。
終わったあとは、出発する前にまずは腹ごしらえ。
先生がガパオライスが食べタイってことですぐ近くにあるドローカルな食堂へ。
私は鶏肉のパッガパオガイ。
先生も気を利かせて辛さ控えめでオーダーしてくれたんだけど......まぁご想像通りの汗汗汗。
しかもご飯も炊きたてなのかあっつ熱。
もちろんしっかり完食。
食べ終わった後は48番のバスに乗ってまずはワット・ポーまで。約1時間半ほどのバスの旅~
そして到着した後は歩いて船着き場のター・ティアンへ。
ん???
あれ???
船着き場が無くない??って。先生と二人であれ?って。笑
船着き場「ター・ティアン」が新しくなっていた
船着き場があったであろう場所の奥の方へ進んでみると。
なんと。船着き場、新しくなってたのね!
先生と二人で「おぉぉ~」って。笑
あの暗~いお土産屋さんも併設された船着き場、レトロな雰囲気で好きだったんだけどなぁ。
でもキレイになって、とても分かりやすい。
ワット・アルンがある対岸への渡し船は少し奥にあるここから出ている。
片道5バーツ。
ワット・アルンの建造物を愛でる
いつ見てもホント惚れ惚れしてしまうワット・アルンの仏塔(チェディ)。
シルエットが本当に美しい。
渡し船もほとんど待つことなく出発。
貴重なチャオプラヤー川からの眺め。
この川から眺めるワット・アルン。
初めてバンコクへ来たときから、ここの雰囲気もたまらなく好きなんだなぁ。
ここ、チャオプラヤー川で船に乗るとバンコク来たんだなぁってしみじみ感じる。
入場料/拝観料が(また)値上がりしていた(100バーツ⇒200バーツ)
ここに来るまでてっきり100バーツだと思い込んでいたから......まさか、って。笑(見間違いじゃないよね?って)
おもわず受付のおばさんにいつから値上がったの?って聞いてしまったよね。「えーっと、、、」ってどうやら忘れてしまったらしい。
まぁ前回の100バーツに値上がりしたのももう何年も前の話だし。。ね。でもまた?って思ったというのが正直なキモチw
最後に来たのは2022年だから...それからの間にいつの間にか200バーツになってたのね。
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タイ人の先生にもこの話をしたら、観光客も沢山来てるし、ゴミの片づけや清掃なんかのために働く人も増えるからだろう、って話。(実際のところはどうか分からないけど)
ここに来るまでも先生が入場料のことをものすごく気にしてくれていて。笑(タイ人は無料だからね)
突然だけど、人(神様)と鳥が合体した神様กินรี(ギンナリー)
上半身が人の体で、下半身が鳥の姿なんだって。
因みに女性の場合はギンナリーで、男性の場合はกินนร(ギンノーン)と呼ばれているらしい。
今回は、タイ人の先生という素晴らしいガイドつきなので、いつもより奥深くワット・アルンを鑑賞できるというワケなのだ。
少しだけど先生に教えてもらったタイ語も併せて紹介できたらと思う。
ワット・アルンの名前と歴史
ワット・アルンこと、วัดอรุณราชวราราม(ワット・アルン・ラーチャワララーム)の建立はアユタヤ時代と言われているんだそう。
(さらにもっと長い名前もある)
チャクリー王朝時代(現王朝のひとつ前)には今でいうワット・プラケオ(王宮)的な位置にあった寺院だったので、現在ワット・プラケオに祭られているエメラルド仏もチャクリー王朝時代にはワット・アルンにあったのだとか。
チャクリー王朝から現在のトンブリー王朝に変遷するとともに、エメラルド仏もワット・プラケオへ移されたんだそう。
(知らなかった!)
歴史にまったく興味がない(というか苦手意識がすごい)のでこういう話って今までまったく知らなくて......
ワット・アルンもあんな美しいだけでなく歴史上もかなり重要な存在だったってことを今回先生に教えてもらって知ったというワタシ。
こうやって寺院にまつわる背景を少しでも知っていれば鑑賞したときの観かたも変わるってもの。
因みにワット・アルンの名前も時代ともに何回か変わっているらしい。
วัดมะกอก(ワット・マゴーク)
↓
วัดแจ้ง(ワット・ジェーン)
↓
วัดอรุณราชธาราม(ワット・アルン・ラーチャタラーム)
↓
วัดอรุณราชวราราม(ワット・アルン・ラーチャワララーム)←今
タイ人の間ではトンブリー王朝時代のวัดแจ้ง(ワット・ジェーン)という名でも有名なんだとか。
どうして最初の名前วัดมะกอก(ワット・マゴーク)を知らない人がいるのか先生に聞いてみると、その当時は同じ名前の寺院が沢山あったから、なんだそう。
それにしてもタイのお寺の名前ってどうしてこう日本人には言いにくい音の並びなんだろう、、、って思えてきてしまう。笑
それと、3番目と現在の名前はほとんど同じじゃない?って先生に聞いたら、タイ人には3番目の名前は言いにくかったから今の名前になったんだ、って…ホント??
因みにエメラルド仏はタイ語でพระแก้วมรกต(プラ・ゲーオ・モラゴット)と呼ばれているのだけど、
タイ語でหยกเขียว(ヨックキァオ)は緑色の翡翠という意味で、このエメラルド色の翡翠のことをมรกต(モラゴット)とも言うんだそう。
そしてこれはご存じの方も多いのかもしれないけど、タイの季節(暑季、雨季、乾季)に併せて3回の衣替えをするらしい。(知らなかった!)
こういう事前情報があると見学するのも間違いなく楽しくなるはず。
入口の守護神、ヤックについて
さて、ワット・ワルンの名物と言ってもいい入口に立っている2頭のヤック。(頭??)
タイの玄関、スワンナプーム空港でもお馴染みの大きな鬼のような仏像、ยักษ์(ヤック)はタイでは守護神的な役割なんだそう。
よく見ると両側に立つヤックそれぞれの色が違っていることに気が付くはず。
それぞれにはしっかり名前もあるんだそう。
緑色のヤックがสหัสเดชะ(・・・)←発音を失念
白色のヤックがทศกัณฐ์ (トッサガーン)
口の中の丸い石を、、、
こちらの狛犬?シーサー??
口の中に丸い石が入っているんだけど、
取り出すことができると、なんか縁起?がいいらしい。(真相は不明)
よく見ると、、、丸い石がないのもいるし、さらには下あごがなくなっているものも......力ずくで?笑
本堂/อุโบสถ(ウボーソット)
タイ語でอุโบสถ(ウボーソット)と呼ばれる本堂。
ここの敷地の周りの壁には白黒の人の写真が沢山並んでいるんだけど、先生曰く、一般人の人たちも昔はここ死んだあとここに入れたんだとか。(=お墓)
ただ今は入ろうとするとめちゃくちゃ高いよ!という話。
先生に正式な拝み方、教わるんだった......
美しい仏塔群。
仏塔を支える神様たち
寺院にとってとても大切な存在の仏塔。
タイ語ではเจดีย์(チェディ―)と呼ばれている。
ここでちょっとだけ余談、チェンマイにはワット・チェディルアンと呼ばれるものすごく大きな仏塔がある寺院もあるので、もしチェンマイに行く機会があれば是非とも訪れてみてほしい寺院のひとつ。
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そんな重要な仏塔を支えている、名わき役?今まであまり気にも留めていなかった存在をここで紹介。
ยักษ์(ヤック)-鬼の神さま
หนุมาน (ハヌマーン) -猿の神さま
???
見分け方がわからん!
เทวดา(テーワダー)-天使、神
เทพ(テープ)-神
先生から「もっと下から全部ちゃんと撮らないと!」と言われて撮り直し。笑
再び。กินรี(ギンナリー)กินนร(ギンノーン)
しっかり男女ともにいるよ。
何も分からないで観ていたときよりも断然楽しい。
「ほら、(上を見ながら)象の鼻が3本あるでしょ?」って言われて。最初なんのことだかさっぱり分からなかったんだけど......
!!!
ホントだ!(今さらだけど)あんな所に象!しかも確かに鼻が三つあるね!笑
🐘🐘🐘
せっかく何度も来ているワット・アルンなのに今までどこを観ていたんだろう…ってくらい今回は先生のおかげで新鮮な気持ちで見学することができた。
これなら200バーツも惜しくない。笑
ท่าเตียน(ター・ティアン)の名前の由来
最後にちょっとだけ余談で、
ワット・アルンへ行くときに利用する船着き場「ท่าเตียน(ター・ティアン」の名前の由来。
昔昔、
ワット・アルンと反対岸にあるワット・ポー。この2つの寺院にいるヤックは友達同士だったのだけど、お金の貸し借りかなんかで(←ホントかどうかは不明)ケンカをしてしまい.....その争いのせいで周りの土地には何もなくなってしまったという......
そんなエピソードがあるらしい。
タイではこういうおとぎ話や昔話をนิทาน(ニターン)と呼んでいる。(先生も最後にここを強調していた)
ท่า(ター)船着き場
เตียน(ティアン)-真っ平らな
これからタイの寺院を訪れる予定がある方は少しでもいいので、事前にどんな場所なのか等調べていくとより興味深く鑑賞できると思います。
※この記事に書いた内容は、先生の話を聞きながらかいたため自分自身のタイ語の理解が誤っている可能性もあるため、その点もご了承のうえでご覧いただけますと幸いです。
つづく☆
本日も最後までお読みいただきありがとうございます🌺