わたしの歩き方~お散歩日記

あっちへ行ったりこっちへ行ったり~好きな場所で好きなように生活したい...自由気ままな40代の日々の出来事。平日は普通に仕事をして休みの日は海へ行ったり散歩したり飲んだり~そんな日常を(今は)沖縄より発信中。

【古都ランプーン:酉年の寺院ワット・プラタートハリプンチャイ】ラーンナー様式で最も美しい黄金の仏塔は必見

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さわでぃちゃお🐘ソムタム娘です。

 

タイでの生活もカウントダウンがスタートしたんだけど。。実はまだ書き切れていない下書きの記事が残っている💦タイに居る間になんとかすべてアップしたい!

そんな思いで今日は10月末訪れたチェマイの隣県ランプーンのお話を。

 

タイのチェンマイはじめラーンナー(タイ北部)と呼ばれる地域には昔から独自の文化が根付いており、仏教信仰のひとつとして自分の干支にまつわる寺院を巡礼するという習慣がある。

今回訪れたランプーンにあるワット・プラタートハリプンチャイ(วัดพระธาตุหริภุญชัย)』もその中の寺院のひとつで酉年にちなんだ寺院とされている。

チェンマイに住むタイ人にも人気がある寺院らしく、自分の干支でもある酉年・・・これは行くっきゃない♪

 

今日はそんなランプーンにある有名寺院を詳しく紹介。

 

www.watashinoarukikata-diary.com

 

👆チェンマイからランプーンへの行き方についてはこちらの記事をご覧ください。

 

 

 

ランプーン:タイ人にも人気!酉年の寺院『ワット・プラタートハリプンチャイวัดพระธาตุหริภุญชัย)

 

ランプーン旧市街の中心に位置するシンボル的存在でもある『ワット・プラタートハリプンチャイ』。

 

ワタシが訪れたのは10月末の平日。

お昼前頃になると寺院前の道路にはずらりと参拝客の車も並ぶほどで、地元のタイ人にもとても人気がある寺院であることがうかがえる。

 

 

場所

 

 

 

寺院エリアへ入っていくと、入り口の前にアーチ型の門の前には大きな1対の獅子(シン)が台座の上に立っているのが見えてくる。

王室の衣装で装飾された赤い獅子。その佇まいは堂々と威厳ある雰囲気を醸し出している。

この1対の獅子像はもともとアーティット王(พระเจ้าอาทิตยราช)の宮殿の外側の外壁だったと考えられ、その後外側のアーチは取り壊されかわりに現在のように1対の獅子像が安置されるようになったんだとか。

アーティット王:ラーンナー王朝以前にランプーン県に繫栄していたモン族の国家「ハリプンチャイ王国」の王のひとり。

 

アーチ形のゲートに関しては折り重なるように構成される芸術的なデザイン様式から古代のスリウィジャヤ(อาณาจักรศรีวิชัย)時代の職人の仕事であることが分かっている。

このアーチ型の門はこの寺院の中でも重要な古代芸術のひとつであり、一見の価値あり。

 

スリウィジャヤ時代について👇

ja.wikipedia.org

 

 

 

ラーンナー地方の伝統的な仏教信仰~自分の干支の寺院を巡礼『プラタート・プラチャムピークート』

 

今回ワタシがこの寺院に興味を持ったきっかけでもあるラーンナー地方に残る仏教信仰プラタート・プラチャムピーグート(พระธาตุประจำปีเกิด)』

プラタートพระธาตุ=仏陀の遺物が収められている処

プラチャムピーグートประจำปีเกิด=生まれ年

直訳すると、自分の生まれ年の仏陀の遺物が収められているところ(仏塔)・・・という感じかと。

 

ラーンナー地域(現在のタイ北部)には現在でも仏教信仰のひとつとしてこの考えをもとに、十二支ごとに定られた仏塔が存在し、自分の生まれ年に由来を持つ仏塔(寺院)を巡礼するという信仰習慣がある。

 

👇詳しくはWikipediaをご覧ください。

ja.wikipedia.org

 

 

 

入り口・入場料

 

アーチ型の門をくぐる手前、左手に見えるのがチケット売り場。

外国人は50バーツ。タイ人はもちろんフリー。

 

そのすぐ横には参拝セットも売っている。こちらはどちらかというとタイ人向け。

ただせっかく自分の干支にまつわる寺院へ来たことだしタイ人に習って・・・

30バーツでお花とお線香、ジャスミンの花入りのペットボトルのお水。ぜひとも酉年の方は参拝セットも購入していくことをおすすめしたい。

 

 

 

22ヶ所も(!?)あるみどころ

 

寺院内の敷地は大きな2つの外壁に囲まれている。

1つ目は寺院エリアの外側を囲み、もう1つはプラタートハリプンチャイ(仏塔)を囲む構築物となっている。

 

その敷地中にはなんと見どころ(建造物)が22か所もあるらしい・・・多すぎっ💦

 

(今回2時間ちょっとかけて見てまわったけど正直すべてを網羅するのは無理・・・)

 

 

 

メインの仏堂(วิหารหลวง)

 

シンハー象が並ぶ門をくぐってまず目に入ってくる大きな仏殿がある。

この寺院内でメインの仏殿として宗教的な儀式などを行う際に主に使用されている場所でもある。

 

仏塔の東側に位置しており建物の周りが廊下とバルコニーで囲われるような造りになっている。

現在建つこの大きな仏殿は、以前の古い大仏殿が1915年の嵐の際に破壊されてしまったため、1917年から新しく建て替えられたものになっている。

 

昔の人々の話では、古い大仏殿は細部に至るまですべて金色の装飾が施され精巧な造りでそれはもうとても美しかったらしい。

 

1920年に完成した新しい大仏殿の再建には携わった僧侶のひとりとして「クーバシヴァチャイครูบาศรีวิชัย」 の名も残っている。

(チェンマイのワット・スワン・ドークの再建も行ったランプーン県出身の僧侶で当時多くの寺院の建設に携わっておりカリスマ的な存在だったらしい)

 

👇ワット・スワン・ドークについてはこちらをどうぞ。

www.watashinoarukikata-diary.com

 

 

 

大仏殿の中にあるガラスの台座の上にはタイの伝統的な手法によって黄金色に装飾(ลงรักปิดทอง)されたレンガとモルタル造りの大小3つの仏像を含む大きな仏像が安置されている。

 

北側にあるものはこの大仏殿が新しく建立されたのと同じ時期に造られたものと考えられている。

またそれ以外にもチェンセーン時代の初期と中期に金属から造られた中型の仏像も安置されている。

 

今でも日常的に徳を積む場としての役割も果たしている。

 

 

さっそくワタシもタイ人に見習って参拝を・・・

はて?これはいつどこで使うんだろう・・・(このときはまだどこで使うものなのか理解できておらず)

 

周りのタイの人たちを観察(笑)

 

堂内の壁画はきっとお釈迦様の様々な様子を表しているもの。だと思う。

 

 

 

黄金に輝く仏塔・プラボロムタートジャオハリプンチャイ(พระบรมธาตุเจ้าหริภุญชัย)

 

そしてここが今回のメインとも言うべき仏塔。

『プラボロムタートジャオハリプンチャイ(พระบรมธาตุเจ้าหริภุญชัย)』

長いけどこれがきっと正式名称。

 

この仏塔には仏陀の遺品が納められており、プラタート・プラチャムピークートによると酉年の仏塔と定めれれている。

 

またラーンナー建築様式の仏塔では世界一美しいとも言われている。

 

起源などについては、アーティット王(พระเจ้าอาทิตยราช)の時代に建立されたものと考えられている。

仏塔の周りにある北側の建物の外壁には32の絵が描かれており、年代史や歴史学的な面から見ても非常に偉大な建築物であることが分かっている。

 


黄金に輝く仏塔をすぐそばから見上げると・・・

その美しさと迫力にはため息がこぼれてしまうほど。そして荘厳なたたずまいには訪れた人の心を穏やかに鎮めてくれるような、とても神聖な気持ちにさせてくれる不思議な力も感じる。

いい空気が流れてる~

 

 

周りには巡礼に来ているタイ人の方も多く、ワタシも見よう見まねで参拝。

 

 

 

代表的な仏陀が安置されている仏堂(วิหารพระพุทธ)

 

仏塔の南側には「ウィハーンプラプッタ(วิหารพระพุทธ)」と呼ばれる寺院内でも代表的な仏陀が安置されている仏堂がある。

 

中にはレンガとモルタル造りの金色に塗られた漆に覆われた「悪を鎮圧」した際の姿をした大きな仏像が安置されている。


またその姿は仏陀を象徴した「プラプッタジャーオพระพุทธเจ้า」と呼ばれている。

 

 

 

仏陀の4つの足跡(วิหารพระบาทสี่รอย

 

先ほどの仏堂のちょうど裏側(仏塔の南側)には仏陀の4つの足跡のレプリカが祭られている。

メーリムにある本物の仏陀の足跡を模倣し新しく造られたもので、実際の場所へ行くことができない人でもここで参拝することができるように造られたものらしい。

 

タイ人一家が黄色いペットボトルのお水(入口で売っていた参拝セット)を手に取ってここに振りかけていたのを目撃。

あの黄色い水はソンクラーン(4月に行われる水掛祭り)のときと用途は一緒で、仏像などに掛ける用の水だったことをこのとき知る(笑)

 

 

 

ロイクラトンへ向けての装飾(2022年10月時点)

 

ワタシが訪れた10月の終わりは、旧暦の12月の満月の日(今年は11月)に行われる「ロイクラトン」に向けて装飾が施されている真っ最中。華やかでとてもきれいだった。

 

 

 

仏塔   เจดีย์ปทุมวดี(チェディ・パトゥムアディー)

 

黄金の仏塔の北側に建つもう一つの仏塔「チェディ・パトゥムワディー(เจดีย์ปทุมวดี)」もこの寺院を訪れた際には是非とも立ち寄ってほしいところ。

アーティット王の王妃であるパトゥムワディー王妃(พระนางปทุมวดี)によって建てられたもので、別名「スワンチェディ(สุวรรณเจดีย์)」とも言われている。

またアーティット夫妻の永遠の愛を象徴するシンボルともされている。

 

若いカップルは一緒に黄金の仏塔プラタートハリプンチャイを訪れた後、同じ日にこの仏塔に祈りを捧げることで・・・現世でもそして何度生まれ変わっても二人の永遠の愛を得ることが出来ると信じられている。

 

 

 

 

他にもまだまだ見どころあり・・・

 

紹介しきれないくらい他にも見どころはいっぱい・・・仏塔やミュージアム等々。

 



 

 

 

寺院のいたるところに居る鶏たち

 

さすがは酉年の寺院ということだけあって、敷地内にはいたるところに鶏の置物が飾られていて。。

 

なんとなく気の持ちようだけど、自分の干支にまつわる寺院に来ただけでも今後の運気が上がるような気がしてくる(笑)

 

 

 

 

最後に・・・

 

 

黄金の仏塔をはじめ見どころがいっぱいの「ワット・プラタートハリプンチャイ」。

チェンマイからもソンテウで1時間ほどという日帰りでも気軽に訪れることができる場所。

もちろん酉年じゃない方でも・・・黄金の仏塔を見るために訪れるだけでも価値がある素晴らしい寺院だと思う。

 

ぜひ今後チェンマイ近辺を旅行する方の参考になれば嬉しいです。

 

※今回の記事の内容に関しては寺院でもらったパンフレットをもとにまとめています。

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございます🐘

 

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